Useful information お役立ち情報
国際物流についてお役立ち情報をまとめましたので、是非、ご活用ください。
国際物流に関する豆知識
- 海上コンテナについて
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★コンテナの種類
・ドライコンテナ
雑貨類や家具類などの日用品から工業製品まで一般的な貨物の運搬に用いられます。材質はスチール製で床面は合板で構成されており、常温にて運送されます。日本では運用制限が多々あるため20F、40Fコンテナ(背の高い40FHC:HighCube)が主流となっています。
・リーファーコンテナ
冷凍・冷蔵貨物(生鮮食品や冷凍食品、冷蔵ワインなど)を輸送する際に用いられるコンテナでドライコンテナに次いで数が多いコンテナ。一般に-30℃から+30℃まで0.1℃刻みで庫内の温度設定が可能です。ワインなどを13℃から15℃の適温で輸送することも可能な定温コンテナでもあります。・オープントップコンテナ
高さや長さが規格外であり、ドライコンテナに入れることができない貨物を運搬する際に用いられます。ドライコンテナの天井部分がなく、天井部分は取り外し可能な耐候性防水シートで覆われています。こちらも20F、40Fコンテナが主流となっています。・フラットラックコンテナ
こちらも高さや長さ重量が規格外であり、ドライコンテナやオープントップコンテナに積載出来ない貨物の運搬に用いられます。ドライコンテから屋根や側壁を取り除き、床面と四隅の支柱のみという構造になっています。★FCLとLCLの違い
・FCL(Full Container Load)は荷主がコンテナー単位で輸送する方法です。 コンテナーの積載能力をフルに生かした積み方が可能で、バン詰めバン出し作業も自社工場で可能なためダメージも防げます。
・LCL(Less Than Container Load)混載便と呼ばれ物量が少ない場合に利用します。運賃は体積/重量の大きい方で計算されます。様々な国別地域別のルートが用意されており、危険品も混載輸送可能です。
- 車両について
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★車両の種類(海コンヘッドやシャーシ)
海上コンテナは港で本船よりガントリークレーンを使い輸送用シャーシに載せられ輸送されます。シャーシはコンテナのサイズによって20F、40F(HC)に大別され、積載重量によって2軸シャーシ・3軸シャーシ(後輪のタイヤの数が2軸=8本、3軸=12本)が使用されます。合わせてシャーシを引く車両は通常ヘッドと呼ばれます。ヘッドには通常タイプとダンプヘッドがあり、ダンプヘッドはシャーシごと持ち上げるリフト装置が装備され、コンテナ内の原材料(例えばモルトやバルクの金属原料など)を一気にサイロ等に流し込みします。
- コンテナサイズおよび最大積載重量
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★各コンテナの最大積載重量(コンテナ自重は平均値:単位KGS)
※上記最大積載重量はあくまでも目安となります。
詳しくは配送される運送会社様へお問い合わせください。
- 国際物流に関わる業者について
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・フォーワーダー(Forwarder)
自らは輸送手段を持たずに、船舶・航空機・貨車などを利用し荷主と契約して貨物輸送を行う事業者をいいます。国際輸送業務を請け負う業者全般を指します。
・NVOCC(Non Vessel Operating Common Carrier)
直訳すると非船舶運航業者となります。船舶などの輸送手段は持たず荷主より貨物を預かり船会社に輸送を依頼します。先のフォーワーダーの一業態です。
・乙仲(Forwarding Agents)
おつなかとは、戦前定期貨物船の取次業者を乙種仲立業(乙仲)、不定期貨物船の取次ぎを甲種仲立業(甲仲)と分類した事に由来します。
現代では海運貨物取扱業者=海貨業者と呼ばれており、国土交通大臣の許可を受け荷主の依頼を受けて港湾地区で輸送・通関・保管など幅広い事業に携わります。
・通関業者(Customs Broker)
財務大臣の許可を受け、税関への輸出入業務を荷主に代わって業として営む者をいいます。通関業者では国家試験で合格した通関士が所属し、荷主から委任を受け税関に対し、通関書類のチェック・作成・申告・税関検査の立ち合い・国内外配送手配・他法令(食品届・動物・植物検疫)申請など通関に特化した業務を行います。
・港湾運送業
港湾運送事業法によって国の許可を取って行う以下の事業者をいいます。
1.一般港湾運送事業 2.港湾荷役事業 3.はしけ運送事業 4.いかだ運送事業 5.検数事業 6.鑑定事業 7.検量事業
それぞれが、港湾地区でなくてはならない輸送にまつわる事業となります。
・ドレー(ジ)業者(Dray or Drayage Agent)
海上コンテナを保税地域から引取り倉庫や荷主の指定先まで輸送したり、空のコンテナを荷主の指定倉庫(工場)まで輸送したりを専業にしている事業者です。
シャーシに積載できない特殊なコンテナ(オーバーサイズなど)もドレージ業者
を通じて低床トレーラーなどを手配します。
下記参考図案↓
- 国際物流の費用について
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★燃料価格の調整運賃・・・下記5つは急激な原油高騰に対して課金される料金
BAF (Bunker Adjustment Factor)
FAF(Fuel Adjustment Factor)
BS(Bunker Surcharge)
EBS(Emergency Bunker Surcharge)
EFAF(Emergency Fuel Adjustment Factor)
★為替変動の調整運賃・・・下記3つは急激な為替相場変動に対して課金される料金
CAF(Currency Adjustment Factor)
YAS(Yen Appreciation Surcharge)
CS(Currency Surcharge)
★発着地の港で掛かる費用
THC (Terminal Handling Charge)コンテナの積込み・積下ろし料金。
CHC(Container Handling Charge)コンテナの積込み・積下ろし料金。
CFSチャージ(Container Freight Station Charge)混載便の倉庫搬入・仕分料金。
DOC Fee(Documentation Fee)B/Lの発行手数料。
D/O Fee(Delivery Order Fee)D/Oの発行手数料。
◆その他の課徴金
Congestion Surcharge 船混み割増料。
Peak Season Surcharge 繁忙期の割増料金。
下記参考図案↓
- BLタイプについて
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・Original B/L(オリジナルB/L)
オリジナルB/LはB/L(有価証券としてのオリジナル船荷証券)が通常3部発行されます。L/C決済を行う際は、オリジナルB/L発行の指定がなされます。
オリジナルB/Lは裏書を経て流通させることが可能です。
・Surrendered B/L(サレンダーB/L)
近年では船舶の高性能化により、中国や東南アジア諸国との航海日数が大幅に短縮されています。オリジナルB/Lは原本が輸出者から輸入者の手に渡らないと貨物が引き取れず流通のネックとなります。そこでサレンダーB/Lという方法が使われます。
輸出者は入金確認後オリジナルB/L3部を発地側船社に差し入れることにより、輸入者はB/Lのコピーで貨物の引き取りを可能にしたものです。またこの方法ですとオリジナルB/Lの紛失事故も発生しません。
・Sea Waybill
Sea Waybillとは「海上運送状」です。B/Lのフォーマットで記載されていますが、B/Lの様に裏書をして流通させることは出来ずL/C決済には使用できません。またSea Waybillは貨物の引き渡し管理能力はありませんので、コンサイニー欄記載の会社が着地船社に貨物の引き渡しを求めたら貨物は引き渡されてしまいます。従ってSea Waybillは本支店社間や、長い貿易実績のある輸出入者間で執り行われます。
- インコタームズについて
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インコタームズ(Incoterms)とは、国際商業会議所が策定した貿易条件の定義となります。貿易取引において売り手と買い手のリスク負担について国によっての見解が相違した場合はスムーズに取引が出来ません。そこで双方の責任負担範囲がどこまでかを下記の様に明確に取り決めたものです。インボイスに価格が表示される時、その価格がどの様なリスク負担であるかを明確にするため建値として使用されます。
例)Ex Works 輸出者の責任負担は輸出者側の工場(倉庫)でトラック等に引き渡した(Ex Works)時に終了します。逆に輸入者は工場引取りのトラック積載以降、輸入者の指定先までの全輸送費用とリスクを負うことになります。
- 標準的な運賃
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